「昔はアドセンスで月に何万円か入っていたのに、今はほとんど収益がない」「ブログの順位が落ちたのか、それとも広告単価が下がったのか分からない」。長年ブログを運営してきた方からすると、何が変わったのか見当がつかないこともありますよね。
感動集客の松野です。僕も長くブログ・サイトアフィリエイトやAdSenseに関わってきました。昔のSEOを知っている方ほど、収益が落ちると記事を増やしたり、広告位置を変えたりしたくなるかもしれません。
でも、収益が減った理由を確認する前に作業を増やすと、直さなくてよい部分まで触ってしまうことがあります。 2026年現在のGoogle公式情報に沿って、まず原因を3つに分けて見ていきましょう。
アドセンス収益が激減したら、最初に3つを切り分ける
| 確認すること | 数字が減った場合 | 優先する画面 |
|---|---|---|
| 検索からの訪問 | 検索結果で見つけてもらえていない可能性 | Search Consoleの検索パフォーマンス |
| 広告の表示・配信 | 広告が表示されない・制限されている可能性 | AdSenseのレポート・ポリシーセンター |
| 1ページ当たりの収益 | 訪問が残っても広告収益性が変化している可能性 | AdSenseのページRPM |
Google公式も、AdSenseの収益が減ったときはサイト単位から確認し、ページビュー、カバレッジ(一致率)、広告の表示回数の順で調べる方法を案内しています。はじめから細かな広告単価や広告枠だけを調べず、全体を確認するのが出発点です。公式:AdSense収益に関するトラブルシューティング
まず比較する期間をそろえる
「先月より半分になった」と思っても、休日の数や検索需要が違う月を比べていることがあります。まず同じ長さの期間で比較します。過去の季節性を見たい場合には前年の同時期も確認しますが、計測方法が変わった年の単純比較には注意してください。
AdSenseの「レポート」には期間の設定と比較機能があります。サイトが複数ある方は、最初から全サイトの合計だけで判断せず、対象サイトを一つ選んで確認します。公式:AdSenseレポートの概要。
収益の推定額と、確定して支払われる金額は同じとは限りません。 無効なトラフィックなどで後から調整される場合があります。数字が突然減った場合は「前月より稼げない」のか「見積もり収益が後で調整された」のかを分けてください。公式:収益の減額に関するFAQ
検索流入が減った場合:Search Consoleを見る
Search Consoleの「検索パフォーマンス」で、同じ期間の「クリック数」「表示回数」「検索語句」と「ページ」を確認します。特に、以前から読まれていた記事を2〜3本選び、どんな検索で表示されていたか比べてみましょう。
表示回数とクリックが両方減っている
検索結果に出る機会そのものが減っている可能性があります。記事の内容が今の検索意図に合うか、似た記事を増やしすぎていないか、サイトが正常に取得されているかを調べます。ただし、表示回数の低下だけでGoogleからペナルティを受けたとは判断できません。
表示回数はあるのにクリックが減っている
順位が近いままでも、検索結果の広告やAIによる回答、別の表示形式などの影響でクリックされる割合が変わる場合があります。ただし、原因をAIのせいと断定する前に、ページ・検索語句・デバイスと期間をそろえて見てください。
例えば「アドセンス審査に何記事必要」という検索に、昔の体験談だけで答える記事は、現在のGoogle公式ルールを探す方には合わないかもしれません。自分の体験は残し、今も正しい情報を加える。これが昔のブログを育て直す基本です。
検索流入が変わらない場合:AdSenseの広告表示を確認
検索流入が維持されていても、AdSenseで広告が正常に表示されていないことがあります。公式の確認順に従い、サイトのページビュー、カバレッジ、表示回数を比べましょう。
| AdSenseでの状態 | 確認する場所 | 次の行動 |
|---|---|---|
| ページビュー自体が減っている | サイト単位のレポート | 検索以外の訪問元も含めて流入を調査 |
| ページビューは同程度だがカバレッジが低下 | 広告の一致率とポリシーセンター | 配信制限、ads.txt、クローラなどの問題を確認 |
| カバレッジは維持、広告表示回数が減少 | 広告形式・配置・プラットフォームの内訳 | 広告の実際の出方や設定変更を確認 |
配信制限が疑われるときは「ポリシーセンター」を確認し、Googleから通知された対象と理由に沿って対処します。広告を増やすために自分でクリックしたり、知人にクリックを頼んだりしてはいけません。無効なトラフィックは広告配信や確定収益にも影響します。
具体的な閉鎖・制限・一時停止の違いは、アドセンス停止からの復活についての記事で説明しています。
ページRPMが下がった場合:広告の収益性を確認する
ページRPMとは、ページビュー1,000回当たりの見積もり収益額を表す数字です。Google公式の計算式は「見積もり収益額 ÷ ページビュー × 1,000」です。公式:ページのインプレッション収益。
同じページビュー数でもページRPMが下がれば、見積もり収益は減ります。広告主の需要や訪問者の構成、広告の形式など、いくつもの要因が関係し得ます。どれが原因か分からないときに、クリック単価だけを上げようとしても根拠のない対策になってしまいます。
なお「ページRPM」と「広告のインプレッションRPM」は別の数字です。前者はページビューを基準にし、後者は広告の表示回数を基準に計算します。広告枠が増えると表示回数も変化するため、数字を混同しないようにしてください。公式:広告のインプレッション収益
仮のケースで考える:どこを直すべきか
以下は判断方法を説明するための仮想ケースであり、感動集客やエッグジョブの実測収益ではありません。
ケースA:検索からのクリックも広告収益も大きく減った
Search Consoleの主要ページでクリック数と表示回数が減っているなら、まず検索からの入口を調べます。記事の対象者、タイトルと内容の一致、他の関連記事との重複、公式情報の古さを確認します。ここで先に広告の配置を変えても、記事が見つけられていなければ根本的な改善になりません。
ケースB:検索からの流入は維持、広告収益だけが落ちた
AdSenseのサイト単位のレポートでページビュー・カバレッジ・広告表示回数・ページRPMを比較します。広告配信の警告があれば対応を優先し、問題が確認できない場合は広告形式や期間、閲覧環境の変化を調べます。ひとつの数字だけでは原因を確定できません。
ケースC:先月の見積もり額が突然減額された
広告市場の変化ではなく、Googleによる収益の調整の可能性があります。確定収益と見積もりを混同せず、AdSenseの通知や「取引」などを確認します。無効なトラフィックなどに関する詳細が開示されない場合もあり、運営者がすべてを特定できるとは限りません。
昔のアドセンスブログを再生するなら、この順番
- 収益が下がった日付を記録する。AdSenseのレポートで比較期間と対象サイトをそろえる。
- 検索の入口を調べる。Search Consoleで以前の主力ページを選び、検索語句・表示回数・クリック数を比較する。
- 広告の配信状況を調べる。AdSenseのページビュー、カバレッジ、表示回数、ページRPMを順に確認する。
- 原因に合わせて一記事だけ改善する。検索意図や古い資料に問題があれば、実際の体験は残して情報を更新する。広告配信の警告なら先にその問題を解決する。
- 変更した日付と結果を比較する。改善直後の順位や収益を保証せず、同じ長さの期間で変化を追う。
2010年代に作ったブログでも、昔の体験や取材は残せます。SIRIUSやWordPressなど作成方法の違いだけで価値が決まるわけではありません。検索者が今何に困っているか、その質問に答えられるかを最初に考えましょう。
よくある質問
アドセンスは2026年にもう稼げないのですか?
一律にそうとは言えません。広告主の需要、サイトの訪問者、コンテンツ、広告掲載の状況で変わります。以前の収益額に必ず戻せるとも言えません。
GA4が難しくても収益低下の原因を調べられますか?
まずSearch ConsoleとAdSenseの管理画面から確認できます。GA4では検索以外の流入や読者の行動を詳しく調べられます。GA4が難しい方のための基本も参考にしてください。
広告収益が減ったら記事を全部書き直した方がよいですか?
一度にすべてを直す必要はありません。収益減少の原因が広告配信にあるなら、記事を増やしても解決しない場合があります。検索流入が下がっている場合でも、既存記事の検索語句や情報の古さを確認してから優先順位を決めます。
まとめ:広告収益を戻す前に、原因を一つずつ見つける
収益が減ったとき、昔と同じように新記事を大量に増やしたくなるかもしれません。でも、検索から来ないのか、広告が出ないのか、ページ当たりの収益が変わったのかを確認するだけでも次の一手は変わります。
これまでのブログやアフィリエイトの経験を生かしつつ、今の数字を使って改善していきましょう。2026年のAdSenseの変更点もあわせてご覧ください。
自分のブログでどこから改善すべきか迷う方は、松野正寿のネット集客・SEO個別コンサルティングもご覧ください。ブログの状態を確認し、改善の優先順位を考える相談です。
参考にしたGoogle公式情報
- AdSenseの収益に関する一般的な問題:サイト単位の診断と確認する指標の順序
- ページRPM:ページビュー1,000回あたりの見積もり収益
- 広告RPM:広告表示回数ベースの収益性指標
- 収益の減額に関するFAQ:見積もり額と確定額の差
- AdSenseレポート:期間比較とサイト単位の確認方法
Google公式情報の確認:2026年11月。管理画面の名称や指標は更新される場合があります。








