はじめに・・・僕がグースハウスを知ったのは
うちの専務が教えてくれて2013年ぐらいに時かな?
YOUTUBEを通じて知りました。
アンサンブル感が素晴らしいグループが出てきたな~と
15年間音楽活動をしてきた人間として感じたものは、
素晴らしさしかなかったです。
最近、久しぶりに車の中でスマホに入れていた
グースハウスのアルバム聞いてやっぱりいいな~と思い、
久しぶりにYOUTUBEを覗いてみたら
更新が止まっているではないですか(驚)
何やら調べてみると、リーダーの斎藤さんだけは、
グースハウスに残られて、
他のメンバーはPlay.Gooseというグループを
新たに立ち上げられたんですね~
斎藤ジョニーさんは
グースハウスを守りたかった?
僕は、1度脱退してまた戻ってきた大切な場所を
ファンの事も考えてグースハウスという存在価値を
最後まで残していくべきだと考えたのだと思います。
皆さん、ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。目新しい内容はないかもしれませんが、今言えることだけご報告させていただきます。 #goose7 #出てこいジョニー pic.twitter.com/5Ne1AHcZck
— 齊藤ジョニー (@saito_johnny) December 4, 2018
ただ、自分の信念や思いを公開したくても
出来ない事もあるのだと思われます。
このあたりは大人の事情が複雑に絡むので
自由に動けない所もあるはずです。
そんな中でも一人になってもグースハウスとして
音楽を続けていくと決断された事は、
齋藤さんの音楽道なのでしょうね。
全員が事務所に属していない
個人事業主だったら話は別
レコード会社と所属事務所って別ものなので
諸事情が出てきてしまうのは当たり前ですから
メンバーが伝えたくても伝えられない事もたくさんあります。
だけどファンの為に伝えるべき明確性な
コメントは出さないといけないかなと・・・
なぜなら、なんだかんだでお客さま(ファン)がいて
商売が成り立ち生計をしているからです。
ただ、これね全員がレコード会社や事務所にも所属せずに
フリーの個人事業主の集まりとしてYOUTUBEを
ずっと頑張ってきたのならば、
もう少しシンプルでファンも納得が出来る終わり方も
ちゃんと出来たと思うのですが、
大人の事情が絡むとお金の流れも、契約内容も
本当に複雑なんですよね。
そこは分かってあげて欲しい所です。
グースハウスメンバーそれぞれに
譲れない信念があるからこそ難しい
僕自身もインディーズで音楽を15年間
やってきたからこそ本当に良く分かるのですが、
そもそもシンガーソングライターが集まっている
ソロ集団のグループなので我も出やすい訳ですから
そこからの人間関係の構築は非常に難しいと思います。
スキルとルックスだけがあれば入る事が出来るのか?
もしくはメンバー全員と話をして納得の上で入れるのか?
細かい部分はぶっちゃけ受け手には分からない訳です。
メンバーにそういう権限がない中で音を奏でるのは
本当に難しいし、ストレスにもなると思います。
色んな曲を聞かせてもらうと、それぞれのテンションが
同じになってなくて、
それが音に出てしまっている曲がやっぱり色々とあるし、
音楽だけの関係性なのだろうなと僕は個人的には思っていました。
ここはもちろん人それぞれです。
仮に寄せ集めだとしても家族の様に接しながら
成長していけるグループもいると思いますし、
学生の頃からずっと一緒にやってきて絆がある
グループもありますし、
個人の才能に引かれてメンバーが付いていく
グループやバンドもあるでしょう。
もちろん、そうではなく各メンバーが個性を
ぶつけ合って曲を作っていくバンドやグループも
同じぐらいたくさんあります(解散しやすいけど・・・)
僕は個人的にバンドやグループは
運命共同体だと思っています。
なので個人的な話があっても良いと思うし、
そこから生まれる共有や共感から
新しい音楽が生まれる時だってあります(逆もしかり)
ただ大半がプライベートは一切関係ない。
何も知らないし知ろうとも思っていない。
あくまでも1つのビジネスとして
やっているプロもたくさんいます。
ほとんどがビジネスとしてです。
あくまで僕個人はビジネスだけで
音楽はやりたくないというか、
ビジネスだけの信用で音を奏でるよりも、
人間的な信頼を通じて、
僕は音を奏でていきたい考え方なだけです。
実際に20代前半の頃にレコード会社に
デモテープを送って、
プロの手前までいきかかりましたが
プライベートな部分でボーカルが脱退して、
僕はそのバンドを続ける事が出来ませんでした。
甘いと言われれば甘いです。
実際にレコード会社の方にもプライベートは
一切関係ないから今は粗削りだけど諦めずに
続けなさいとメールをもらいました。
そのメールを僕に2度送ってくださったのは
当時GLAYやJUDYANDMARYの
プロデューサーをされていた
(故)佐久間正英さんからのアドバイスでした。
それでも僕は自分の甘さと弱さのせいで
音楽自体を続ける事が出来ませんでした。
でも、音楽をビジネスとしてやる為にも
人間としての繋がりを
僕は大事にしたいと思ったので、音を楽しむと書いて
音楽ならばスキルは当然必要ではありますが、
僕は心が通わなくても成立するビジネスを
音楽を奏でる事は出来ないなと思ったんですね。
でも「プロって全員がそうだよ」と言われれば
もちろんそうかもしれません。
だったら自主レーベルでのし上がれば良いと
僕は今でも思っています。
その為にも別の分野で力を付けながら、
サラリーマンを退職して会社を立ち上げ
もうすぐ10年になります。
その間に結婚もしましたが、まだ音楽に対する
情熱は消えてはいません。
ちょっとグースハウスメンバーそれぞれの考え方や
音楽性の違いをはじめ、大人の複雑な事情を含め
皆さんに分かりやすくお伝えする為に、
自分の話を混ぜてお伝えしましたが、
グースハウスのメンバー間にも音楽性の違い以上に
人間関係の構築、関係性の維持が難しくなってきて
脱退をするのは僕は当たり前だと思っています。
音楽性の違いなんて最初から分かっている事ですし
YOUTUBEでは楽しそうに演奏はされていますが、
個々の実力の見せ合いもミュージシャンとして
絶対にありますからね(笑)
自分はこうアドリブをしたけど、
その後、あなたはどう繋げる?
私はこう歌ったけど、次の担当のあなたは
どんな抑揚つけて歌うのか?などなど
グースハウスを通じてお互いがお互いを
成長させていく場所であった事は
間違いないと思います。
そもそもシンガーソングライターの集まりですから
全員が自分が1番うまい・才能があると信じていますし
自分の絶対的な世界観を持っています。
だからこそ、グースハウスとしてのシングルをはじめ
アルバム曲があまり世に出なかったのは、
それぞれが自分の曲を持ってきますから、
まぁ~アルバム曲がなかなか決まらないでしょうね(汗)
多数決で決めていたのか、どうなのか分からないと思いますが
仮に全員で作るとしても時間が足らないと思いますしね。
こういう部分でも難しい所はあったと思います。
グースハウスって何だろうと思う人・思わない人
例えば・・・
グースハウスとしてみんなで曲を出して
グループとして頑張っていきたいと思う人。
自分がやりたい曲はソロで出せばいいから
1つの仕事と言うか、エンターティナーとして
カバー曲だけをしっかりとやれば良いと思う人
みんなが楽しければ基本は良いと思う人
違う楽器もやりたいと駄々をこねる人
とにかくファンの為を最優先して頑張ろうとする人
メンバーそれぞれがグースハウスというグループの中で
どうあるべきか?そしてどうすべきか?という葛藤は
色々とあったかと思います。
これは自分達だけの想いだけではなく、
レコード会社の想いや事務所の売り出し方なども
当然ながら絡みますからね。
なので、どこかでメンバーの脱退を繰り返す中で
グースハウスとしての着地点がどこなのか?
少しずつ折り合いがつかなくなり、
あまり話合いも出来なかったかもしれませんし、
とにかく事務所の兼ね合い、個々のスケジュールも絡み
絶対的な時間が足りなかったのだろうと思います。
僕は音楽をやってきた人間として思うことです。
それぐらい難しい問題なので・・・
なので、グースハウスはこれまでにはなかった
斬新なスタイルの1つだったとは思いますが
もしかしらという選択はないのですが・・・
絶対的な支柱をメインとして動いた方が
本来は良かったのかもしれません。
そもそもがシンガーソングライターの集まりなので
演者として、メンバーとして譲れない所もあり、
譲る所もありながらの活動の繰り返しだったからこそ
そこに無理が生じ始めると脱退や活動停止の話が
どこかのタイミングで少しずつ浮上してきます。
はじめからやりたくない曲はやりたくないと言う人
まずはやってみてから決めようと言う人
この人がいるならまぁ良いけどと言う人
そもそもコピー曲を決める事すら
毎回とても難しかったかもしれませんし、
自分がやりたくても出来なかった曲もあるだろうし
誰が決めていたのかも分からない訳です。
そこから練習をしないといけませんからね(苦痛)
こういう現実が出てくると・・・
この場所に自分は何しに来ているのだろ?
自分はどのポジションにいればいいのか?
良く分からないと感じる時もあったと思います。
単にカバーする為に練習をして
YOUTUBEで配信する
そこに疑問を持ち始める時期もメンバーの
誰かにはあったかもしれませんよね?
YOUTUBEチャンネル登録数は255万
稼いでいるはずなのになぜ?
引用:グースハウスのYOUTUBEチャンネル
ぶっちゃけグースハウスのYOUTUBEチャンネル登録数は
255万人の登録者数を誇ります。
なので、YOUTUBEの広告等々で、
むちゃくちゃ稼いでいるだろうと
誰もが思われるかと思いますが、
著作権があるコピー曲で自分たちが演奏しても
JASRAC(日本音楽著作権協会)で著作権を管理されている場合。
収益化にならない事が多いです。
*一部はなる時もあります。
それでも50%か、30%ぐらい・・・
グースハウスや個人を知ってもらう為の
導線には大いに繋がっているのですが
お金の面で言うとYOUTUBEで広告収入から、
個人へそれぞれの配当としても、
想像よりも出ていないと思います。
仮にビジネス向けとして動くのならば、
メンバーそれぞれの個人チャンネルを立ち上げて、
全員が一人を応援するというサブチャンネルを、
早めに立ち上げるべきだったと思います。
まぁ、このあたりはマーケティング的な
要素を含みますので割愛しますが、
色々とあるからこそ、ビジネス以外の部分で
お互いの自己重要感を大事にしないと、
音を奏で続けるのは難しいのです。
例えばこの曲どう?と聞かれて、
私は嫌、俺はやりたいというのは
もちろん簡単なのですが、
提案した相手がその曲にめちゃくちゃ
思い入れがあったら本人は傷つきますよね?
なので、なぜ?その曲を選んだの?何か思い入れがあるの?と
相手の自己重要感を大切にしながら物事を進めていく事が
いつも大切なのですが、
昔からずっと一緒にやってきている
メンバーではないからこそ
最初は全員が遠慮がちだったものが
指摘し合うだけの間柄になる事も
音楽をやっていると多くなります。
なのでリーダーになってきた方たちは、
この間を取り持つのが、毎回とても苦しく
難しかったんだと思います。
もちろん、客商売だからこそ
ファンの為にと思わないといけません。
だけど先にメンバー同士を喜ばせてから
良い音楽を奏でる事こそが、
結果的にファンの為に繋がっていくと思うのです。
この部分を憶測になりますがあやふやにしたまま
続けてしまったからこそ、
ファンの方があれ?どうしたのかな?という事に
最後は繋がってしまったのだと思います。
グースハウスのファンとして思うこと
もちろん、ファンなら形がどうであれ、
好きならファンでいるし、何か違うなと思えば
勝手に離れていくし、僕はそれでいいと思います。
その時、その時に奏でてきた曲たちが
たとえメンバーの中で色々あったとしても、
さきほどお伝えした様に、
僕みたいに聞く人が聴けばすれ違いが、
音に出ていると感じる事はあっても
他の人が聞けばものすごく力になったり、
勇気になったのならば、
これまでメンバーが歩いた軌跡は
嘘でもなんでもないです。
聞き手がその時に宝物になる様な気持ちになれば
それはそれで良いのだと思います。
色々とあって当たり前ですしね(汗)
僕は個人的に音楽メンバーに対しては
割り切ってやるが出来ない人間です。
なのでグースハウスのメンバーにも
同じ様な気持ちの人がいたかもしれません。
更に大人の事情が絡めばメンバーそれそれの
想いを言えないしがらみや葛藤があるという事だけは
繰り返しになりますが、
どうか分かってあげて欲しいなと思います。
守秘義務の細かい所でそういう約束事が
事前にあったかもしれませんからね。
そして、ファンならばグループみんなが
ずっと仲良くいて欲しいな~と願うものですし、
そういう姿を見て自分の活力にしていきたいと
思う方も多いかもしれませんが、
そこに対するメンバー想いや考え方はファンも含めて
人それぞれだという事です。
当然、ファンからみた理想像はあると思いますけどね。
ただエンターティナーとして
グースハウスのメンバーさんは
いつも笑顔で楽しく演奏はされていたので、
そこはやっぱりみんな一人のミュージシャンとして
そしてプロとして頑張られたのではないでしょうか?
僕はこれまでメンバーさんが残された「素晴らしさ」は
ちゃんと軌跡として残っていると思います。
あれぐらい巨大なYOUTUBEチャンネルになって
認知度も影響力も出ると色んな大人が絡んできますし
大人の事情が本当に色々あるんですよね・・・
グースハウスの解散前にリリースされた
笑顔の花という曲が最後となりました。
めちゃくちゃ歌詞もメロディも良いのですが
これが最後となると切ないですが・・・
僕はグースハウスには感謝しかないです。
メンバーそれぞれのこれからが楽しみですね!